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展示会会場の入り口に設置する小型バナーを簡単に作る

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こんにちは。幸運を呼ぶ曼荼羅アート@divinemandaraartsの岩本幸子(イワモトユキコ)です。

最近の巷にある案内板はプロの方が印刷されていて、本当にきれいなものも多いのですが、うちわの展示会などではあまり予算をかけることができないこともありますよね。
 
それでも、自作で、時間がなくても、初心者でも、簡単に、魅力的なバナーも制作が可能です。

今回ご紹介するのは、入口用小型バナーというのは、よく展示会会場入り口に置いてあるこんな感じの案内板のバナーです。

small entrance banner image

今回は、展示会用に、手作りなりに、温かさの伝わる情報伝達を意図しながら、シンプルな入口小型バナーを制作しましたので、その制作手順をご案内します。

展示会会場の入り口に設置する小型バナーを簡単に作る

 

入口バナーの目的を明確にする

開催中の会場入り口のバナーですので、バナーが伝えたい目的を明確にするのは比較的わかりやすいと思います。
  1. いつ:バナーを入り口に設置することで、「本日、現時点で開催中」とお伝えできる。
  2. どこで:バナーを入り口に設置することで、「目の前の会場で開催中」とお伝えできる。
  3. 何を:「曼荼羅アート作品展示」
  4. 誰に:興味がある方、通りがかった方
  5. どうやって:「入場料は無料」で入場可能
会場入り口のバナーは、会場の場所と今開催中なのかどうかが一目でわかるので、今回バナーの中に表示しなくてはいけない情報は、
 
  1. 曼荼羅アートの展示会だということが一目見てわかるように
  2. 会場に気楽に足を踏み入れられるような「入場無料」

この二つの点が伝わることを目的としました。

入口バナーのデザインを考える

入口バナー(小)は、サイズが大きくないため、それほど複雑なデザインを練る必要もなく、今回はシンプルに、
 
  1. 曼荼羅アート展の文字
  2. 曼荼羅アートのイメージが伝わるように折り紙の曼荼羅アートを張る
  3. 「入場無料」を目立つように
この三点を組み込むようにしました。

準備するもの

1.模造紙(白):100均のもので十分ですが、手に入らなかったらAmazonをご利用ください。

2.曼荼羅アートの図形が書いてある折り紙
3.ポスター・カラー 黒

4.糊
5.A4用紙
6.パソコン
7.プリンター

制作手順

1.模造紙のしわを伸ばしておく

今回は、マス目が書いてあるものしか手に入らなかったのですが、実際にはマス目側は使わないので、無地側を使います。
買ってきたばかりの時には、丸まっているので、一晩広げて伸ばしておきます。
large-paper-1

2.バナー・サイズに合わせてサイズを準備

案内板のサイズに合わせて、模造紙を切ります。cut-large-paper

3.使用面は無地側

今回は、マス目のない側、無地側を使います。cut-long-paper

4.鉛筆でデザイン寸法の下書きを入れる

無地の面に、文字を書くところと、曼荼羅アートのイメージ図として折り紙を張る部分を鉛筆で区切って線を引いていきます。

gridded-paper

5.文字は大きく印刷したものを使う

文字はポスター・カラーで手書きにしようと思っているので、間違えないようにパソコンで大きなフォントで印刷しておきました。

これを下に引いて、模造紙の上からなぞっていけば、失敗することがありません。

(最近字を書かないから、自分で書こうとすると結構漢字を間違えるんです。

printed-letter
 

6.文字は上からマジックでなぞる

模造紙の下に印刷した文字を引いて、マジックでなぞっていきます。
もし、余裕があるなら、カーボン紙を使って文字をトレースして、その上からポスター・カラーで色を塗りつぶす感じで文字を描くと、更にきれいにできます。
copied-letter
 

7.文字部分完了

丁寧にマジックで文字をなぞって、何とか無事に書き終えました。

drawn-letter
 

8.イメージ折り紙を張る

「曼荼羅アート」のイメージが一目でわかるように、折り紙の曼荼羅アートを横の開いているスペースに張っていきます。

letters-origami
 

9.折り紙を切る

折り紙をサイズに合わせて切って、

cut-origami
 

10.折り紙の糊付け

糊で張っていきます。糊を張ると紙が一旦伸びるので、結構まっすぐに張るのが難しくて、苦戦しました。

paste-origami

折り紙を張ったおかげで、文字だけより、曼荼羅アートのイメージがもう少しよく伝わる感じがします。

糊の部分はしわしわになるのは仕方がないですね…。あせる

(糊が乾いたら本とか乗せて伸ばしておこう。)

11.目立たせたい文字を赤で印刷

そして、大切な情報「入場無料」の文字。

展示会会場の入り口に「〇〇展」というのはよく見かけるのですが、私自身の経験からも、知らない展示会場に勝手に入るのは気が引けるし、あとで入場料を払わないといけなかったりしても嫌だなぁ、と思ったりして、なかなか足を踏み入れることができなかったりします。

「入場無料」の文字があれば、興味がある方が気軽に足を運んでくださることが可能になります。

free-entrance-fee

12.糊付け

こちらの文字はパソコンで印刷して、最後の右上のスペースに合わせて紙をカットしました。
それを糊で張り付けて、、、
 
finished-banner-small

完成です!

まとめ

折り紙を使うことで、「何の」展示会かというイメージを簡単に伝えられるようになります。

また「入場無料」の文字を赤で入れたために、当日多くの方が気軽に足を運んでくださいました。

文字の部分をもっと丁寧に描くには、

  1. 顔料用のポスター・カラーを使う。油性マジックだとにじんできれいに描けない。
  2. 文字をきれいに描くには、パソコンで大きなフォントで印刷してから、カーボン紙で文字を転写。その後、ポスター・カラーで塗りつぶす。

ともっと手書き感がない状態の仕上がりができるようになります。レタリングができなくても、初心者でもとてもきれいな入口用小型バナーを制作することができます。

 
今回、折り紙を使うことで、とても短い時間でシンプルながらもきちんとイメージが伝わるバナーを制作することができました。低予算で、簡単で、でも、きちんと伝わる自作のバナーを作りたい方の参考になればと思います。
 
 
他にも自作展示会のバナー、ポスター、チケットの制作手順、難易度、所要時間をまとめてみましたので、良かったらご参考になさってください。

自作展示会用ポスター・バナー・チケットの制作手順・所要時間・難易度まとめ

素敵な手作りの展示会となりますこと、心よりお祈り申し上げています。

2 COMMENTS

曼荼羅アーティスト 岩本幸子

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>アイル あいさん
温かいコメントどうもありがとうございます。
皆様に喜んでいただけたらとってもうれしいのと、当日少しでも多くの方が気楽に会場に足をくださることを心から願っています。
デザインを考える時に皆とも一緒に考えられたらなぁと思いました。次回の時には皆の意見もぜひとも伺いたいです。
実は沖縄はまだ暑くて、汗だくになりながら描きました。手のひらの汗が紙ににじまないようにするのが結構大変でした。(๑˃̵ᴗ˂̵)

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