こんにちは。幸運を呼ぶ曼荼羅アート@divinemandaraartsの岩本幸子(イワモトユキコ)です。
今回は、予算をかけられないけど、でも、たくさんの方に目をとめてもらえるような入口大型バナーを自作しましたので、その手順をご紹介します。
展示会用大型バナーを手作りしました
展示会会場の入り口に設置する小型バナーを簡単に作る
会場入り口大型バナーの目的
1.作成する入り口大型バナーのサイズ
2.バナーの持つ役割を明確にする
入り口の大型バナーは実に、責任重大な意味を持ちます。
- 美しく人目を引くデザイン
- 一目見て「何を開催しているのか」だと伝わるデザイン
- 会場の場所や、入場料など必要な情報が含まれているか
ちなみに、今回の私たちのバナーの制作目的は、
- 一目見て「曼荼羅アート展と演奏会を開催している」ということが伝わること
- 曼荼羅アートとはどんなものなのかが一瞬でイメージがつかめること
- 会場の場所と入場料がかかるのかどうかが一瞬で伝わること
を意識して制作しました。
準備するもの
作成手順
1.最初に、バナーのデザインをA4用紙などであらかた下書きしながら、デザインの概要を決めていきます。
デザインは、とても大切です。
素人っぽくならない洗練されたデザインを考えるのに、こちらのサイトの図案を参考にしてみるといいと思います。
Canva
英語のデザインが多いのですが、たくさんの図案が無料(中には有料のものはありますが見るだけなら無料です)で拝見できるので、自分の目指しているデザインの形にすぐに応用することが可能です。
今回はクリスマスなので、この図柄のデザインを応用して制作していきます。
2.バナーのサイズに合わせて、模造紙の寸法を測ります。
今回のような大型バナーは、1枚の模造紙では制作できないため、裁断した後、糊付けして目標のサイズにするのですが、のりしろを1.5cm~2cmくらいとることをあらかじめ計算してから裁断します。
のりしろが狭すぎると途中ではがれてしまうため、十分に確保することをお勧めします。
3.デザイン図面を元に、模造紙に寸法を測って、デザイン図計を鉛筆で下書きしていきます。
デザインの再現性を上げるために、模造紙全体の寸法を測って、必要な個所に升目を引いていきます。このマス目の中に、文字や絵を入れていくと、歪まないできれいに書けます。
4.文字を書く際には、直接フリー・ハンドで描くと歪むので、パソコンで大きなフォントで印刷したものを準備します。
印刷した文字の下にカーボン紙を敷いて、上からトレーシング用ペンでなぞっていけば、レタリングが全くできない初心者でも間違いないようにきれいに描けます。
カーボン紙をなぞるペンは、ダイソーで買った毛糸のかぎ針を使いました。安いし、金属で丈夫な上、ペン先が細いので細い線をトレースしても案外きれいに描けます。
5.ポスターの目を引くポイントには、やはり曼荼羅アートを入れたいと思い、一番上に、簡単に曼荼羅アートを描いてきます。
画用紙がかなり大きいので、大きなコンパスを使って円を描いていきます。
下絵の曼荼羅アートはこんな感じのデザインです。
太目のマジックを使用するので、繊細な細かいデザインは描けないので、簡単ですが大きなインパクトのある形にしました。
ここまでで、やっと、ポスターの下書きがすべて完成した感じです。
これから色を決めて、一つ一つ丁寧に塗っていきます。
6.下書きした曼荼羅アートにポスターカラーで色を入れていきます。
(注意)今回使ったのはダイソーで買ってきたポスターカラー・ポスティラ金中字ですが、途中インクが爆発して多量に出すぎるハプニングに見舞われたので、予算が許すのならメーカーものの方がいいかと思います。►三菱鉛筆 ポスカ 金 中字
7.下絵に、丁寧に金色のポスターカラーを塗っていきます。
途中まで塗り終えました。黒に金だと、どこかマリー〇レールのロゴのような感じがしますが。
もうちょっとです。
曼荼羅アートの部分は、完成です。
8.他の文字を塗る前に、金色の線を塗りつぶす個所に、あらかじめマスキングテープを張って、定規なしでもきれいに線が引けるようにします。
マスに金色を塗りました。
全体像はこんな感じ。
インクが乾くのを待ってから、マスキング・テープを丁寧にはがしていきます。
下地の画用紙がはがれないように、テープをゆっくり丁寧にはがします。
ところどころインクがにじんでいる箇所があるのですが、全体的にはきれいな直線が塗れました。
インクが大きくはみ出している箇所は、黒のポスター・カラーでマスキングして、目立たないようにします。
9.マスのインクが乾いてから、マスキングテープが張ってあった場所の文字を色塗りしていきます。
先にこちらの文字を塗ってしまうと、マスキングテープにインクが持っていかれてしまうからです。
ちょうど半分完成。「曼荼羅アート展」の文字が入って、マスもきれいに乾いた状態。
10.マスの中に重要な情報「入場無料」を赤のポスターカラーで塗っていきます。
11.さらにマスの下にある「クリスマス・プチ・コンサート」の文字にも金色で塗っていきます。
12.コンサートの情報部分には、歌手の高橋裕美子さんのお写真をA4用紙で印刷して張ろうと思っているので、ちょっとしたおしゃれな飾りも入れました。
13.ポスターの一番下には、会場の場所を入れました。
文字部分も、無事に完成です。
14.インクを乾かしながら、全体像はこんな感じにし上がりました。
金色一色にアクセントカラーの赤(これもクリスマスを意識して)がなかなかいい感じでまとまっている気がします。
15.インクが完全に乾いたら、こんな風にパソコンで印刷した演奏会情報のA4用紙を張って、
完成です!
A4用紙を張り付けたのですが、薄い模造紙ではなく、ある程度の厚さのある画用紙に張ったので、美しいお写真がしわしわにならずに大丈夫でした。
まとめ
- ポスター・カラーは、紙用顔料インクのもの(油性インクは紙に色がにじむので避ける)を使用する。
- それでも大きな面を塗るときには、インクが枠からはみ出してにじむことがあるので、模造紙と同じ色のマスキング用の色も用意しておくと便利です。
- 文字を書くときは、鉛筆で下書きをしてから、パソコンで大きなフォントを打ち出したものをカーボン紙でトレースすると美しく書けます。
- 下地の用紙を模造紙を使えば、手書きができない個所に写真を貼りたいときでも、しわしわになりにくくきれいに張ることができます。
言い換えれば、いきなり本番の模造紙に描きだしても決してきれいなものはできませんので、絵と文字の位置や配分を、まずはA4用紙にいろいろアイディアを出して下書き(設計図)をしてから描くことが、何より大切です。
今回の自作展示会の経験をもとに、バナー、ポスター、チケットなどの作成手順、難易度レベル、所要時間などをまとめてみました。
自作展示会用ポスター・バナー・チケットの制作手順・所要時間・難易度まとめ
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手作りとは思えません!
とっても素敵です~♡♡
ありがとうございました!!
当日こちらが入口に飾られると思うとワクワクします♪
何枚もポスター作成本当にありがとうございました!お疲れさまでした!
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>アイル あいさん
どうもありがとうございます。
気に入っていただけたらとても嬉しいです。頑張って作ったかいがあります。
当日、少しでも多くの方の目に留まって、会場に足を運んでくださるように祈りを込めて描きました。
もう来週ですが、素敵な楽しい2日間にしましょうね!
どうぞよろしくお願いします。
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いつも拝見しています
気になることがあり、コメントしました よぶんなこと とは思いますが
演奏会‥‥1000縁 とありますが?
円ですか?
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>hidekonさん
こんにちは!
いつもブログで素敵な絵をご紹介くださっていてどうもありがとうございます。私も絵の更新をいつも楽しみにしています。
ヾ(@^▽^@)ノ
コメントどうもありがとうございます。
縁は円です。実はわざとなんです。
アメブロの商用利用が不可なので規約に抵触してブログが消されてしまわないようにとの配慮と、良いご縁がいただけるようにと二つの意味で書き換えています。
混乱を招くような表現ですみませんでした。
(;^_^A
でも返ってコメントいただけたので嬉しかったです。(*^▽^*)
これからも素敵な絵の更新を楽しみにしています。
感謝を込めて。
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>曼荼羅アーティスト 岩本幸子さん
よかった! 良い縁ですね。