こんにちは。幸運を呼ぶ曼荼羅アート@divinemandaraartsの岩本幸子(イワモトユキコ)です。
曼荼羅アートを描くときにセラピーを意図して描くと、心の解放が起こるとこちらの記事でご紹介しました。

その際にマントラを唱えると、更に効果が上がります。
が、マントラそのものをあまりご存じない方もいらっしゃるかもしれません。
今回の記事では、マントラ初心者様でも唱えやすい超おススメのマントラをご紹介します。
曼荼羅アートのセラピー効果を高めるお勧めのマントラ6点
マントラとは?
マントラ(मन्त्र Mantra)は、サンスクリットで、本来的には「文字」「言葉」を意味する。真言と漢訳され、大乗仏教、特に密教では仏に対する讃歌や祈りを象徴的に表現した短い言葉を指す。
マントラは真言のため、マントラを唱えることで、宇宙の真理、すなわち無条件の愛の存在である自己を目覚めさせるものとされています。
インドやチベットの僧たちが一生をかけて唱えているのがマントラで、真我への到達まで導いてくれるものとされているものです。
瞑想の師を持つ方は、師が弟子にマントラを授け、マントラを唱えた弟子を悟りの境地に導くものでもあります。
このようにマントラ自体がとても神聖で、スピリチュアルな導きを持つものです。
曼荼羅アートを描く際に、マントラを唱えながら描くと、心のもやもやだけでなく、心の静寂、心の安定を取り戻していくことが可能になります。
曼荼羅アートを描くときにお勧めのマントラ6点
- ガイヤトリ・マントラ(最強力マントラ)
- ガナパティ・マントラ(障害を取り除く)
- 白多羅菩薩のマントラ(慈悲・慈愛)
- ロカ・サマスター・スキノ・ババンドゥ(世界平和)
- ババ・ハヌマーン(ゆるぎない勇気)
- オ・ポノポノ(浄化)
1.ガイヤトリ・マントラ
ガイヤトリ・マントラは、飛行機が墜落しそうになった時に、このマントラを一人でも唱えている人がるなら、その全員が助かる、とも言われるほどパワフルなマントラです。
ガイヤトリというのは、「太陽神」を意味して、太陽神への捧げるマントラです。どんな願いに対しても有効で、パワフルに効果を発揮していきます。
この動画は、インドの聖人サイババの唱えたガイヤトリ・マントラのものです。
とてもとてもパワフルなマントラなので、このマントラを一日中流していると、自分だけでなく部屋中が浄化されていきます。
ガーヤトリー・マントラの発音と意味
オーム
(宇宙の始まりの音)ブール ブワッ スヴァハ
物質界、心の世界、因果の世界に満ち満ちているタット サヴィトゥール ヴァレーンニャム
至高たる、サヴィトリの、実在を讃えます。
バルゴー デーヴァッスヤ ディーマヒ
究極の精神の輝き、聖なる真理を、深く瞑想いたします。
ディヨー ヨー ナッ プラチョーダヤート
かの叡智によって、我らに光があたえられ、絶対の真理を悟ることができますように。
2.ガナパティ・マントラ
夢をかなえる象で有名なガネーシャ神のマントラです。
このマントラは、「障害を取り除く」「心願成就」にとてもパワフルに効果を表すマントラです。
願いをかなえるための、物理的、精神的な障害を素早く取り除いてくれるとてもパワフルなマントラです。
また部屋や環境の浄化にも有効ですので、一日中流していると、空間の邪気を払い、悪鬼を寄せ付けないとも言われています。
3.白多羅菩薩のマントラ
上の二つがインドのマントラでしたが、こちらはチベット仏教のマントラです。
チベット仏教の慈悲の女神である白多羅菩薩のマントラです。
白多羅菩薩は、観音様が筆の苦しみを嘆いた時にお流しになった涙から生まれた慈悲の女神と言われています。
慈悲と無条件の愛を必要としている方は、このマントラはお勧めです。
このマントラを聴いているだけで慈悲の祈りを感じ、とても深くハートが癒されていきます。
4.ロカ・サマスター・スキノ・バヴァンドゥ
こちらはマントラ音楽でとても有名なディーヴァ・プリマールの歌っている世界平和の祈りを持ったマントラです。
インドのマントラに西洋の音楽を合わせることで、マントラにあまりなじみがない方々でも耳にやさしく聴くことができます。
ヨガのお教室でも使われていることがあるので、もしかしたらご存知の方も多いかもしれません。
このマントラは、世界のすべてが平和でありますようにとの意図が込められています。
他人は自分自身であり、自分はまた他人である。その自分と他人との境界を超えたキリストの意識にまで自分を導いてくれるとても強力なマントラです。
ディーヴァ・プリマールの美しい声と音楽がとても心を癒してくれます。
5.ババ・ハヌマーン
こちらのマントラは、アメリカ人のチャンティング・マスターであるクリシュナ・ダスが、師ニーム・カロリ・ババへの愛を込めて歌っているマントラです。
ニーム・カロリ・ババはインドの聖人で、ハヌマーン神の生まれ変わりと言われています。
人生の困難を勇気とゆるぎない強さで乗り越える力を与えてくれる神様です。
とても美しいメロディの中に、師へ敬愛を強く感じる、神聖なマントラです。
6.オ・ポノポノ
正確には、マントラかどうかはわからないのですが、ハワイに伝わる浄化の言葉です。
「ありがとう。愛しています。ごめんなさい。許してください。」と繰り返し唱えることで、潜在意識に働きかけて、自分や他人を癒していくことができるマントラです。
他のマントラがサンスクリット語に比べて、こちらは日本語なので、理解できるうえ、簡単に唱えることができますね。
オ・ポノポノを唱えながら曼荼羅アートを描くと、自分や家族の心のとげを浄化することができます。
マントラを唱えるポイント
マントラは長く唱えるほど効果があります。
1回だけ唱えて効かないから終わりとするのではなく、心の中で常にマントラを唱え続けて、マントラ以外のことは何も考えられなくなるようにすることで、雑念や心の動揺を退ける方法です。
かと言っても、一般人の私たちが、そこまでマントラを唱え続けるのは難しいでしょうから、曼荼羅アートを描いているときにマントラを聴きながら、一緒に口ずさむようにするといいと思います。
曼荼羅アートを描きながら、雑念に捕らわれて心が流されそうになったら、マントラに集中し直すような感じで、必ず意識をマントラに戻すようにすることが大切です。
そうして描いているうちに、瞑想的になって、あれこれ悩みや不安にとらわれなくなっていきます。
また、心がもやもやしているときでも、曼荼羅アートを描きながらマントラを唱えると、約10分くらいでもやもやから素早く脱出することができるようになります。
マントラを108回3か月間唱えた結果

まとめ
インドの聖者やチベットの仏教で長い時間となえられたマントラを、曼荼羅アートを描く際に聴く、あるいは一緒に唱えることで、頭の中の雑念が次第になくなっていきます。
心のもやもやもマントラの力によって素早く浄化が起こるようになっていきます。
アートの持つ図形や色と、マントラの真言を合わせて使うことで、心の浄化がとてもすばやく起こるだけでなく、過去のことや未来の不安などに流されない心の平安を保つことができるようになっていきます。
曼荼羅アート初心者様なら、ぬり絵をしながらマントラを唱えることでも浄化は起こると思います。
曼荼羅アートぬり絵
