こんにちは。幸運を呼ぶ曼荼羅アート@divinemandaraartsの岩本幸子(イワモトユキコ)です。
曼荼羅のことをよく知ることは、描く際にとても参考になります。
今回は、できるだけ簡単に、曼荼羅の起源、曼荼羅についてご紹介したいと思います。
曼荼羅とは
目次
曼荼羅の語源
サンスクリット語で、「円・輪及び中心との関係」という意味を持ちます。
語源は、「本質のもの」の意味とされています。
また「丸い」という意味もあります。
曼荼羅の元型的な意味
曼荼羅が持つ、もともとの意味を理解していきましょう。
曼荼羅は昔から世界中に存在しているもの
曼荼羅は、世界中でどこにでも見られる図形、模様です。とても私たちの身近に存在する模様でもあります。
1.樹木
2.花
3.雪の結晶
このように、自然界にたくさん存在する曼荼羅(円)は、
- 循環
- 繰り返し
- 輪廻転生
などを表しています。
私たち一個人を見ると、その命は短いですが、しかし命の循環は自然界の一部であること、すなわち曼荼羅(円)を表しています。
4.建築模様
こういった自然界の曼荼羅(円)を模して、全世界では宗教的な建築のもに曼荼羅的な様式が表わされています。
5.仏教の曼荼羅画
まさに、語源の通り、曼荼羅とは、「円」であり、すなわち、私たち個人を超えた意識(集合的無意識)の部分で、全ての命は循環し、つながっていることを表現しています。
私たちの個々人が遺伝的に受け継いできた情報としての元型を表しているものでもあります。
元型とは?
元型 (げんけい、ドイツ語: ArchetypまたはArchetypus、英語: archetype、アーキタイプ) は、カール・グスタフ・ユングが提唱した分析心理学(ユング心理学)における概念で、夜見る夢のイメージや象徴を生み出す源となる存在とされている。
集合的無意識のなかで仮定される、無意識における力動の作用点であり、意識と自我に対し心的エネルギーを介して作用する。
元型としては、通常、その「作用像(イメージ等)」が説明のため使用される。
Wikipedia Japan 「元型」より引用
曼荼羅には心理的な影響が現れる 心が乱れると図形も乱れる 心が安定すると図形も安定する
曼荼羅は、描いた時の心の状態が反映されます。
〇を一つ描いてみましょう。
心が穏やかな時には、きれいな〇が描けますが、一方で、イライラしていると、なかなかきれいな〇は描けません。
曼荼羅に描く図形によって心理状態がわかる
描いた図形の状態で、自分の心の状態に気づくことができるようになっていきます。
こちらのブログ記事(▼)には、ご自分で描いた図形の意味を簡単に説明しています。参考までにご覧ください。
曼荼羅アートの図形の持つ心理的効果
色彩によっても心理的な影響を及ぼす
曼荼羅で使う色にもそれぞれ意味があります。
一般的に、曼荼羅でとてもよく使う色の持つ意味をまとめてみます。
曼荼羅の持つ色の意味
色 | 意味 |
赤 | 生きる力、情熱、パワー |
オレンジ | 明るさ、免疫力の向上 |
黄色 | 好奇心の向上、思考と直観の統合 |
緑 | 調和力、癒しの力、愛、リラックス |
青 | コミュニケーション能力、自分を表現する力 |
群青 | ビジョン、未来を見据える力 |
紫 | スピリチュアル、高貴な色、高い霊性 |
白 | スピリチュアル、直観、知る力 |
銀 | 守護力、金属的な力、オーラを浄化する |
金 | 創造性、内面の輝き、高い霊性とのつながり |
今描いている曼荼羅アートで、どの色を選んでいるのか、といった視点で見ると、自分に必要なメッセージや、進みたい方向がわかる場合もあります。
図形と色を合わせる曼荼羅(円)が示す元型的なメッセージ性
図形も色も、それぞれ異なる波動を持っています。
直観的に描かれた曼荼羅は、私たちの集合的無意識(元型)から与えられたメッセージ的な意味を見出すことができます。
曼荼羅(円)を描くことで、意識していなかった自分の深いところにある考えや関心などに気が付くこともあります。
曼荼羅アートの持つセラピー効果
繰り返し図形と色を描くことで次第に瞑想的になる
このように、図形や色には、それぞれ無意識の意味があります。
曼荼羅アートはその図形や色を、何度も繰り返しながら描き、最終的には円に近い状態にして完成させていきます。
その過程で、図形の描き方で自分の精神状態を知ることができ、色によって自分がいま必要としてるエネルギーや方向性を知ることができます。
そして最終的に、「円」として統合していくのです。
図形を乱す心の曇りや、色による元気チャージによって、最終的には、統合された状態(悟りの境地、神性との一体化)につながっていくのです。
自分の描いた曼荼羅アートが心に及ぼす効果についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事(▼)をご覧ください。
曼荼羅アートとスピリチュアルな成長について