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失敗を恐れず挑戦すると可能性が広がる 曼荼羅アート「スイート・ラブ」メイキングから学んだこと

こんにちは。曼荼羅アートの岩本幸子(イワモトユキコ)です。

曼荼羅アートを描いている際に、失敗が怖くて、あるいはお客様が自分の絵に興味を持ってもらえなくなるのではないかとの恐れから、新しい描き方に挑戦できない時がありませんか?

実は、「スイート・ラブ」を描く途中、今までの描き方ではうまく表現できない個所がいくつかあって、心の中でかなり葛藤が起こっていました。

曼荼羅アート「スイート・ラブ(甘い愛)」

今回、メイキングを通して、私と同じように「失敗するのが怖くて新しい画風に挑戦できない」時の対応の仕方をご紹介したいと思います。

失敗を恐れず挑戦すると可能性が広がる 曼荼羅アート「スイート・ラブ」メイキングから学んだこと ~美しい曼荼羅アートの描き方・応用編~

目次

  1. 失敗を恐れず挑戦すると可能性が広がる
  2. 失敗を恐れずに新しいことに挑戦するには?
    1. リスクの分析
    2. メリットの分析
    3. 勇気づけるアファメーション
  3. なぜ失敗を恐れるのか?
  4. 曼荼羅アート「スイート・ラブ」のメイキング
    1. タイムラプス
    2. 使用した画材
    3. 下書き
    4. 色塗り
  5. まとめ

失敗を恐れず挑戦すると可能性が広がる

失敗を恐れずに新しいことに挑戦するには?

 

「失敗するのではないか?」といった恐れから、新しいことに挑戦することをためらってしまう自分をどうしたら克服できるでしょうか?

失敗を恐れて、新しいことに挑戦できなくなっている自分に気が付いたら、ぜひやってみてほしいことは、

  1. その失敗の最悪のリスクを冷静に分析してみましょう。
  2. 挑戦したことで得られる良い点も冷静に分析してみましょう。
  3. 自分自身に「失敗してもいいから、今、できる可能性を試してみよう。」と話しかけてみましょう。

今回のケースの場合、リスクとメリットを分析してみましょう。

1.リスクの分析

  • オーダー品ではないため、納期などに問題は起こらない。
  • 新しい描き方を試してみて、万が一失敗したとしても、お客様が数人絵を見てくれなくなるだけ。

2.メリットの分析

  • 新しい描き方の方が好きだと言ってくださるお客様に出会えるかもしれない。
  • 自分の今までの描き方の型にはまりすぎて、新しさのない、挑戦していない、冒険心や遊び心のない表現は、幅が狭く感じられるかもしれまない。
  • 新しい描き方によって、自分の表現の幅が広がるかもしれない。

ここまで分析してみると、失敗のリスクは頭で考えるほど決して大きくはないものですね。

3.勇気づけるアファメーション

それでも、頭の中では「失敗するのは嫌だ」「以前のままでうまく描けたのだからそれでいいじゃない」と言っている自分がいたら、下のようなアファメーションを唱えてみましょう。きっと勇気が湧いてきます。

  • 「失敗しても大丈夫」
  • 「ダメでもいいから新しいことに挑戦してみよう」
  • 「最悪死ぬことはない」

といった、ステップを使いながら、自分自身を実際に励まして、失敗への恐れを乗り越えていきました。

なぜ失敗を恐れるのか?

どうして人は失敗を恐れるのかというと、失敗した時の嫌な感情を味わいたくないからなのです。今回、新しい挑戦をしてしまったら、過去に失敗をした時に感じた嫌な感情を、また味わうかもしれないと、頭の中で考えているのです。

でも、失敗した感情を味あわないように、新しい挑戦を避けていると、どんどん自分の可能性を狭めてしまうことにもつながります。

そのために冷静に状況判断、リスク判断をして、取れるリスクの範囲なら、失敗を恐れずに、新しいことに挑戦してみることも大切です。

そうして、ほんの小さな挑戦でも、少しづつトライしていくうちに、自分の可能性が広がっていくのです。

今回ご紹介した3ステップは、絵だけでなく、他の失敗を恐れている状況にも使えますので、ぜひ応用してみてくださいね。


曼荼羅アート「スイート・ラブ」のメイキング

ここからは、実際に私自身がこの3ステップを使いながら、葛藤を乗り越えて描いた工程のご紹介をしていきます。

タイムラプス

色塗りの様子を動画でとりました。64倍速でまとめています。

使用した画材

最初に、今回の使用した作画をご紹介します。

  1. (黒)画用紙 (*ここでは10cm角正方形黒画用紙を使用しています。)
  2. 鉛筆(Bか2Bくらいが描きやすい)
  3. コンパス
  4. 分度器
  5. 定規
  6. ゲルボールペン

下書き

mandala art sweet love draft

「スイート・ラブ(甘い愛)」の下絵。実はこの後、色塗り途中で模様を変えることになるのですが。この時点では下絵の完成です。

1.下書き前のイメージを決める

今回の曼荼羅アートは、バレンタイン・デーのために描こうと思いました。

そのため、甘いチョコレートのような愛を表すのに関連しているモチーフは何かなと考えて、「いちごミルク」と「ティアラ」を選びました。

2.イメージした図案を画用紙に丁寧に下書きをしていく

描きだす前に、軽く瞑想をして「自分が表現したいものを感謝と愛を持って描けるように。また多くの方に幸せを届けられますように。」とお祈りをして描き始めます。

実はこの下絵、この後、色塗り途中で中の模様を変更していきます。

テーマがバレンタインの割には、外側に描いた模様(「剣」のような図形)がどうも少し硬い感じのイメージがあって、いちごミルクとティアラとは何か少しかけ離れている感じがしたからです。*振り返ってみると、この時点で、いろいろ図案の葛藤が起こっていましたね。

でも、この時点では下絵は一応完成としています。

色塗り

今回の色塗りは、実はとても苦労しました。

いちごミルクというモチーフは、キラキラな透明感というよりむしろ、パステル調のイメージがあって、おまけに「ティアラ」は全くその逆のキラキラ宝石のような透明感がある感じで、真逆な感じを同じ絵の中に埋め込むということがテーマになっていきました。

1.前半部分の色塗り

この曼荼羅アートのテーマとモチーフをイメージして、一番描きたい色を選んでいきます。そのため、今回のメイン・カラーは、甘さを出したいのもあってピンクを選びました。

描きはじめはちょっとラメの入ったメタリック・ピンクを使っていたのですが(写真色塗り1)、どうしても描いている途中で、ピカピカのメタリックのピンクよりももっと優しいパステル・ピンクの方が、きっと描きたいテーマにぴったりなのだろうと感じてきました。*ここでも実際の絵と頭の中のイメージとの間に葛藤があります。

そのため、写真色塗り2のように少しづつ、区切りのよいタイミングで白とパステル・ピンクを追加していきました。

ところが、パステルの色は透明感がなく、色を塗るとべたっと均一の色味にしかならなくて、画材(色ゲルボールペン)の発色の限界を感じながら、ものすごく苦戦していました。*ここでも葛藤が起こっています。

特に模様の大きいハートと楕円のアクセントの部分(写真下絵3)の甘い表情を出すのに、とても苦労しました。模様が大きいだけに、透明感のない色を使ってしまうと、どうしても表情に乏しい均一の色塗りになってしまい、どうしたら面白味のある感じになるのか、悩みに悩みました。

結果的に、下地にラメペンでピンクを塗り込んで、その上に白ペンで細かい点描をすることで、少しピンクが透けて見えるような楕円を描くことにしました。

2.後半部分の色塗り

色塗り後半は、前半の白とピンクのパステル調のいちごミルク・ゾーンが終了した後、最終形態をティアラのようなイメージで終わりにしたいと考えていました。

そのため、いちごミルク部分とティアラを結ぶ間にピンクの帯を描いていきました。ここはとても細かい模様をひたすら描きこんで、きれいなピンクのリボンのように見えれば成功です(写真色塗り4)。

また、ここで、もともとの下絵の図案が剣のようなイメージだったのも、もっと愛を象徴するバラの花に描き直しました。

バラの花の描き方は、こちらの記事で紹介しています。

簡単!バラのイラスト フリーハンド曼荼羅アート下絵の描き方

バラの色の塗り方は、こちらで紹介しています。

美しい曼荼羅アートの描き方・応用編~曼荼羅アート「母の誕生日に」のメイキング~

バラの花を無事に色塗りを完了したのち、どうしたらティアラっぽい表情を出すことができるだろうか、また悩みました。

普段のような細かい塗りで塗りつぶしてしまうと、ティアラのもつ金属の細工感がなくなってしまいます。そのため、今回は、ものすごく勇気が要りましたが、大き目の点描でバラの花を囲むようにしてみました写真色塗り5)。*ここで前述の3ステップを使って、勇気をもって新しいことに挑戦してみました。

今まであまり使って琴のないテクニックを使うのはとても勇気が要ります。今まで自分の作品を好いてくださった方に受け入れていただけるかどうか?頭の中に不安がよぎりましたが、自分を信じて描くことにしました。

最後まで点描を多用して、ティアラのような金属の細工感を出しながら、そのティアラからの光が世界に広がっていくような輝きを描きました。

4.完成

インクが乾くと色が違う場合があるので、色塗りが一通り終えてから、一晩から数番寝かしてみます。自分の中で納得がいく感じがあれば完成です。

正直なところ、もう少し手を入れてみたい感じもあるのですが、一旦ここで完成としたいと思います。

Mandala art "Sweet love"

「スイート・ラブ(甘い愛)」

完成した「スイート・ラブ(甘い愛)」、どうでしょうか?

今までの作品のように細密画というほどではなく、大きな点描を使っている部分が、空気感を変えていて、私個人的には新しいなと感じている部分です。もちろん、課題はありますが、改めて、一つの新しい表現の方法を手に入れた気がしています。

まとめ

1.失敗を恐れないための3ステップ

繰り返しですが、失敗を恐れないで新しい描き方に挑戦するには、以下の3つのステップで対応します。

  1. その失敗の最悪のリスクを冷静に分析してみましょう。
  2. 挑戦したことで得られる良い点も冷静に分析してみましょう。
  3. 自分自身に「失敗してもいいから、今、できる可能性を試してみよう。」と話しかけてみましょう。

2.作品を描いてみた描き方の振り返り

今回の作品はとても小さい作品ですが、本当に苦労しました。心の中で自分の過去の作風パターンと葛藤して、何度も絵を破り捨てたくなる衝動にかられながら、それでも絵に向き合って描いた作品でした。

そんな過程の中、気づいた点学んだ点をまとめると、

  • パステル調の色は透明感が出ないため、表情が均一になりやすい。その分面白い模様をうまく取り入れることが大切。
  • 今までの自分の描く模様のパターンから、あまり描いたことのない新しい模様に、失敗してもいいから挑戦する。挑戦することで、新しい表現方法を手に入れることができるようになる。

いつも同じパターンの絵しか描かないと、自分はとても楽ですが、同時に、心のどこかでは殻から抜け出せない窮屈さをも感じます。既存の方法に捕らわれないように、新しいことに挑戦することで、少しづつでも表現の幅が広がっていくように思います。

失敗を恐れずに、理想とは違っていても、描き続けることは本当に大切だと感じた一枚でした。

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