*2019年3月、友人で画家の松本美恵さんが天国に召されたとのご連絡をいただきました。
いつか一緒に絵の展示会をしたいとずっと話していたのに実現せずに逝かれたことが本当に残念です。
でもきっと天国ですべての重荷から解放されて、素敵な絵を描き続けていることと思います。
美しい魂の持ち主である松本美恵さん、心よりご冥福をお祈りしています。
こんにちは。曼荼羅アートの岩本幸子(イワモトユキコ)です。
今日は、友人の画家松本美恵さんを偲んで、彼女の素晴らしい絵をご紹介さしあげたいと思います。
画家松本美恵さんを偲んで

▲素敵な笑顔の松本美恵さん。
画家 松本美恵さんとの出会い
松本美恵さんとは、インドの聖者アンマの高弟が来日された際に行われたリトリートに参加したことがきっかけになりご縁をいただきました。
リトリートの際に、彼女の個性的で軽やかで、かつ躍動感のある素敵な絵を見せていただいたことから、アーティストとして、お友達としてその後もお付き合いをさせていただきました。
2016年8月には、神奈川県逗子で行われた美恵さんの個展にお邪魔して、たくさんの素敵な絵とおいしいカレーを一緒にいただいて、楽しい時間を共有させていただきました。
画家 松本美恵さんの素敵な絵
美恵さんの絵は本当に純粋で、枠や肩に捕らわれない自由さが本当に魅力で、一度見るとその魅力にはまってしまう方が多いと伺っていました。
そのことは、神奈川県美術協会の会長に大変高く評価されていたとお伺いしたことがあるほどでした。
▲松本美恵さんにご自分の記念のアートを持っていただき、撮影。

▲松本美恵さんの代表作。


▲松本美恵さんの作品たち。
松本美恵さんの作品は、とても明るい色に溢れていて、それでいて躍動的で軽やか。
一つ一つに具体的な形があるわけではないのですが、よく眺めているとその中に何かのメッセージ的なものが潜んでいたり、作品の中にも、精神的なメッセージが見て取れたりと、とてもスピリチュアルな意味合いのある作品でした。
でも、決して重苦しくなくて、蝶が羽ばたくような軽やかさがあるとても素敵な作品ばかり。
具体的な形でない分、受け手に自由を与えてくれるようなスペースもあり、それでいて、幸せな気持ちにさせてくれるような楽しさや遊び心があって、かといって、計算されたものでもなく、みているのがとてもラクで楽しい作品ばかり。
美恵さんの絵を見るたびに、何か童心に帰って遊ぶような気持ちにさせてくれました。
画家 松本美恵さんとの活動
逗子での個展開催ののちも、私の友人のアメリカの小学校が外国からの絵葉書を集めて、その絵葉書を大きな世界地図に張ることで、子供たちに世界中の人たちとのつながりや地理を学んでいくという学校教育活動をしていた際に、完全なご厚意でボランティアで絵葉書を書いていただき、アメリカの小学校に贈っていただいたことがあります。
気持ちが温かく、絵が好きな美恵さんは、お願いすると本当にすぐに快いお返事をくださって、学校教育活動にご協力くださったことを覚えています。
そのため、かわいいだけでなく、その中に深いスピリチュアルなメッセージ性を持つ素敵な絵を描く松本美恵さんとは、近い将来どこかで、同展を一緒に開催できるようになりたいと、合うたびにお話していました。
美恵さんも、開催できることを祈ってくださっていて、最善の場所で、最善のタイミングでその時が来ることをとても楽しみにしていました。
しかしながら、2019年3月に、美恵さんは合同展開催の機会を待たずに、本当に急に神様の元に召されてしまいました。
彼女のとても素敵な絵がもう見れないと思うと、本当に残念で仕方がありません。
最後に
こんなに急に美恵さんとのお別れとなるとは思っていなくて、今は喪失感と本当に残念な気持ちでいっぱいです。
また、彼女の絵のファンの方々も、きっと同じ気持ちだと思います。
また大好きな画家、アーティストさんがいらっしゃる方は、どうか個展などの機会を先延ばしにしないで、行ける際にはぜひ足をお運びくださったらと思います。
今回のように、あまりにも急に作家さんが亡くなられたり、あるいは事故や怪我やほかの事情で作家活動をおやめになるかもしれないので、「後で」、「そのうち」という機会が将来には巡ってこないかもしれません。
「今」元気に活動なさっている作家さん、アーティストさんの中でお気に入りの方がいらしたら、その方の活動中に個展に行かれたり、作品を購入されたり、応援のメッセージを送られたりして、「今、ここ」にしかない作家さんの「生」の活動に直に触れることを強くお勧めいたします。
失ってしまってから「もっとこの方の作品を見たかった」とどんなに思っても、決してかなうことはないのですから。
たくさんの素敵な作品を描いてくださった、画家松本美恵さんのご冥福を心よりお祈り差し上げています。